霊芝による大肠がんの予防

发布时间: 2017-11-03 23:33

2017年6月29日、広岛大学の学者たちは?Bioscience, Biotechnology, and Biochemistry?という雑志にある研究报告を発表しました。霊芝の中に含まれているトリテルペノイド类と霊芝多糖は大肠がんを予防できると、过去の様々な研究で判明されてきましたが、どの様なメカニズムで効果が発挥されるのか、今回の研究で详しい説明がありました。

文/许嘉玲   中文版/请连结

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研究者たちは、高脂肪饲料の中に5%の霊芝子実体の水抽出物もしくは霊芝子実体粉末を入れて、三周间に渡って研究を行いました。

 

メカニズム① 肠内菌丛を整え、二次胆汁酸の産生を减らす→発癌物质の减少

霊芝入りの高脂肪饲料を食べているラットは、肠内の二次胆汁酸(例えば、リトコール酸とデオキシコール酸)が着しく减少したことが分かりました。


「二次胆汁酸」は胆汁が肠内细菌によって分解された後の物で、発がん性があります。胆汁は肝臓で分泌され、事前に胆嚢内に贮蔵されます。私たちが食事した後に、胆管を経由し小肠の中に入って脂肪の消化を手助けする働きがあります。

话を言い换えると、脂肪分を取れば取るほど、小肠に入る胆汁の量も増え、结果としては二次胆汁酸の量も増加します。たまに脂肪分の多い物を摂取しても构いませんが、この様な食生活を10年以上続けていると恐ろしいことになります。

今回の研究で、霊芝入りの高脂肪饲料を食べているラットは、肠内の二次胆汁酸が明らかに减少したことの他に、二次胆汁酸を産生する肠内细菌(例えば、Clostridium coccoideとClostridium leptum)の数も着しく少なくなったということが判明しました。この结果から、霊芝が肠内菌丛を调整することで、脂肪分と油分の高い食べ物から大肠がんを诱発するリスクを下げてくれることがわかります。

 

メカニズム② ムチンを増加させ、肠粘膜を护る

霊芝入りの高脂肪饲料を食べているラットの粪便中のムチンの量が着しく増加し、これは肠粘膜が保护されていることを示しています。

肠管は、肠内细胞が作られた粘液で覆われています。これは肠管バリアと呼ばれ、私たちの肠内健康を维持しています。肠管内の粘液の主要成分は「ムチン」であり、ムチンの量が少なくなると肠粘膜も薄くなってしまいます。すると、肠粘膜によって守られている肠内细胞もダメージを受けやすくなり、大肠がんの発生率も上昇します。

 

メカニズム③ 短锁脂肪酸の含有量を増加→细胞を保护し、炎症を减少

実験では、ラットの盲肠内の短锁脂肪酸含有量を分析しました。盲肠は大肠の最前端で、小肠と繋がっています。小肠では消化されない食物繊维が小肠から出て大肠に入ると、大肠内の细菌によって分解され、短锁脂肪酸を放出します。(主なのは、酢酸、プロピオン酸、酪酸等)

放出された短锁脂肪酸は肠内细胞によって吸収され、肠内细胞のエネルギー源になり、ダメージを受けた细胞を修复することができます。それと同时に、短锁脂肪酸は肠管内の?を维持することができ、悪い菌の生长を抑え、肠粘膜内の免疫细胞を调节することによって、肠管の炎症を抑制する効果があります。

长期に高脂肪饮食を続けると短锁脂肪酸の生成が少なくなると言われています。しかし、この研究では高脂肪饲料を食べたラットが、同时に霊芝を食べると、盲肠の中のプロピオン酸と酪酸の量が着しく増加することが判明されました。

 

メカニズム④ IgA抗体を増加させ、肠管免疫力を高める

肠管の免疫状况を更に理解する为に、研究者たちはラットの粪便中のIgA抗体を调べました。

肠管は人体の中の最大な免疫器官で、その中で最も重要なキーを握っているのがIgA抗体です。霊芝の水抽出物入りの高脂肪饲料を食べたラットの粪便を観察すると、IgA抗体の量が明らかに増加していました。それは肠管の免疫力が高まったことを示しています。

しかし、霊芝子実体粉末入りの高脂肪饲料を食べたラットの粪便中のIgA抗体には特に変化が见られませんでした。それは、违う霊芝が肠管免疫に対して违う作用があるからだと考えられます。

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今回の研究で、霊芝は4つのメカニズムによって、高脂肪饮食から诱発される大肠がんのリスクを下げることがわかりました。(上の図に参照)

现代の食生活は高脂肪になる倾向にあり、この研究结果は决して皆様に安心して?好きなものを好きなだけ食べてよい?ということではありません。

食が进む季节、たくさんの旬の食材を楽しみながら、自身の健康を维持したいというニーズを霊芝で补えればと思います。

 

〔出典〕Yang Y et al. Feeding of the water extract from Ganoderma lingzhi to rats modulates secondary bile acids, intestinal microflora, mucins, and propionate important to colon cancer. Biosci Biotechnol Biochem. 2017; 81(9): 1796-1804. 

 

分类:一期一会