霊芝と认知症:霊芝がアルツハイマー病の概念を覆す

发布时间: 2016-12-27 18:12

アルツハイマー病が近年注目された理由として; 2000年から2010年にアメリカで発表された统计によると、医疗の进歩により过去の致死率の高い病気: 癌や心血管疾患などの死亡率がこの十年で30%减ったのに対し、アルツハイマー病による死亡率が40%増えたことで、アルツハイマー病は人类の将来の死因の重要な指标になると考えられたからです。

文/许嘉玲       中文版/请连结

 

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撮影/吴亭瑶)

 

认知症とは、脳伤害や病気による渐进性认知机能の退化のことで、この退化とは、単に自然老化に伴って物覚えが悪くなるといった谁にでも起きる现象は含まず、病的に能力が低下するもののみを指します。认知症は、计算能力の低下?判断力の低下?失语?失认?失行などの様々な症状が病状の悪化と共に现れ始めます。

认知症と自然老化は全く异なるものです。たとえば私たちは昼食のおかずを思い出せなかったとしても、昼食を食べたこと自体を忘れることはありません。これが自然老化の状态であり、认知症の场合は「食べた」という体験自体がまるごと记忆から抜け落ちてしまいます。

认知症は病状の进行度合によって、初期、中期、末期に分けられます。末期になると家族も认识することができず、自分で生活する能力すらも失い、全面的な介助が必要となります。认知症は一般的に、血管性认知症と変性性认知症の二种类に分类されます。前者は血管の诘まり、若しくは他の病気から起因するもの、後者は脳神経机能の障害が原因で発生するもので、これに代表するのが「アルツハイマー病」です。

アルツハイマー病が近年注目された理由として; 2000年から2010年にアメリカで発表された统计によると、医疗の进歩により过去の致死率の高い病気: 癌や心血管疾患などの死亡率がこの十年で30%减ったのに対し、アルツハイマー病による死亡率が40%増えたことで、アルツハイマー病は人类の将来の死因の重要な指标になると考えられたからです。

そして2014年に、台湾の学者、陈嗣民博士は「霊芝はアルツハイマー病を改善する」と言う研究成果を発表しました。その研究はまず、実験体であるマウスに1日500mg/kgの酸化アルミニウムを5ヵ月间连続投与しました。酸化アルミニウムは体内に入ると、特殊なアミノ酸と结合し、脳血管の中に沈着することによって、脳神経障害を引き起こします。この状态はアルツハイマー病の基本症状と似ています。

酸化アルミニウムを大量に摂取したマウスたちは、本当に脳の知能が衰えているかを検证する为、マウスに水中迷路実験を行いました。実験には、特に记忆力が低下したマウスたちを选别し、9周间に渡って霊芝の抽出物を与え、もう一度水中迷路実験を行い、最後に、霊芝は脳の知能の改善にどの用な効果をもたらすのかマウスたちの脳部をMRIとCTスキャンで调べます。

水中迷路実験には直径180㎝、深さ75㎝のプールを四分円に分け使用します。そして、分けた四分円の第四番目に平らな台を设置します。この実験では、マウスの水を嫌う习性を利用し、マウスが、水の当たらない第四番目の平らな台を见つけそこで休むかを観察します。

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(提供/吴亭瑶)

 

実験で使用するマウスは、四组に分けられます。一组目は正常な(酸化アルミニウムを投与していない)マウス、二组目と三组目は酸化アルミニウムを投与し、さらに霊芝の抽出物とアルコール抽出物を别々に投与したマウス、四组目は酸化アルミニウムのみを投与したマウスを使用します。

実験の初めに、マウスたちに练习として四分円の中を泳がせ第四番目に水の当たらない平らな台があることを认识させます。

次に、プールから第四番目の台を抜き取り, マウスの记忆力を确认します。记忆力に问题が无いマウスは、さきほどあった第四番目の平らな台を探そうとします。记忆力に问题が有るマウスはずっとプールの中で泳ぎまわります。

マウスの泳ぎ方やルートを観察するため上方にカメラを设置し、それぞれのマウスが目的地の第四番目の台にどれぐらいの时间を费やしたかをパソコンで计算し、マウスの记忆力と认知状态を测定します。

まず、最初の水中迷路実験で、マウスの泳ぐ时间を计ります。泳ぐ时间が短ければ短い程、台を无事に见つけられたということになります。実験の结果では、二组と三组目の酸化アルミニウムを投与しさらに霊芝の抽出物とアルコール抽出物を投与したマウスたちの泳ぐ时间は(台を见つけるまでの时间)一组目の正常なマウスとほぼ同じぐらいでした。しかし、霊芝を投入されなかった四组目のマウスは、霊芝を投入された二组目と三组目と比べ、泳ぐ时间が3~4倍以上かかりました。実験结果から、一组目?二组目?三组目のマウスはすぐに四分円の第四番目の台を见つけることができ、四组目のマウスたちは、泳ぐ距离と时间が他のマウスと比べ一番长くかかったことがわかりました。结论から言うと、アルツハイマー病の症状を持つマウスに二ヶ月间霊芝を投与することで、记忆能力を正常なレベルに引き戻せたことが证明されました。これは、霊芝がアルツハイマー病の记忆能力を改善することが证明された一つ目の実験结果となります。

次にマウスの记忆判断力を検证する为、四分円の第四番目に设置された台を取ります。结果では、一组目の正常なマウスたちは、最も早く第四番目の四分円にたどり着き、そこで休む时间も最长でした。なぜなら正常なマウスたちは水に当たることなく休憩できる台が第四番目の四分円にあると一回目の実験の记忆から确信していたからです。

一方で霊芝の抽出物を投与した二组目と三组目のマウスは、台の位置を确信しているような素振りを见せ、四组目のアルツハイマー病の症状を持つマウスは、台がどこにあるか覚えているような、覚えていないような素振りをしていました。以上から、霊芝はアルツハイマー病の症状を持つマウスの记忆判断力を改善することが出来ると证明されました。

前述のように、この水中迷路実験の结果から、霊芝はアルツハイマー病の症状を持つマウスたちに记忆力や判断力の改善に资したと言えます。しかし、このマウスの泳ぐ実験行为のみでは、マウスの机嫌や体调も左右される为、霊芝が作用しているという立证が确実とは言い切れません。そこで更なる立证をとる为、血流のスピードや酸素と栄养の供给、脳の中の、记忆能力と学习能力を司る海马の血液状况を见ることが出来るCTやMRIスキャンなどを使用し、マウスたちの脳内の血流をスキャンしました。

血流のスピードが速い程、マウスが贤いということになりますが、スキャンの结果で、アルツハイマー病の症状を持つマウスたちの脳内血流の速度は正常なマウスと比べると遥かに遅いことが分かりました。そして、霊芝の抽出物を投与されたマウスたちの脳内血流の速度は正常なマウスとほぼ同じになりました。このスキャン结果から、霊芝が「脳内血流の供给を改善」の影响を与えることにより、アルツハイマー病の记忆と认知能力を改善する効果を発挥すると言えます。

アルツハイマー病になる原因は、脳内血流以外に神経伤害から起因することもあるため、研究者たちもマウスの脳神経伝达物质の含有量について评価しました。その结果、アルツハイマー病はマウスたちの脳神経伝达物质の含有量を减少させ、脳神経内のシグナルの伝达を悪くすることがわかり、霊芝の抽出物を投与すると、脳神経伝达物质の含有量は着しく増加したことが判明しました。

また、マウスたちの脳血管组织をスキャンした所、正常なマウスたちの脳血管は细かく隙间が无いくらいに分布されていました。それは、脳细胞の酸素と栄养分の供给が十分に充実している状态と言えます。霊芝の抽出物を投与されたマウスたちは、正常なマウスに比べ脳血管の分布がやや少ないと言えますが、アルツハイマー病の症状を持つマウスたちの脳血管は空洞がある様に见受けられました。

この水中迷路実験において、一つのことが证明されました。すでに発症しているアルツハイマー病に関しては、霊芝の抽出物とアルコール抽出物を与えれば、病状を正常な方面に改善することができ、记忆力と认知能力を改善するだけではなく、脳内血流の速度、血液粘度や血液循环と神経伝达まで改善することが出来きました。

その後、霊芝を投与され、病状が改善されたマウスたちは継続して霊芝を投与し続ける必要があるのか気になった研究者たちは、再び元アルツハイマー病の病状を持つマウスたちを観察しました。観察してから8周目に、霊芝を投与され病状が改善されたマウスたちの脳内血流速度は、霊芝の抽出物を投与されなかったマウスたちと近い状态になり、时间が経てば経つほど同じ状态になったことがわかりました。それは、元々改善されたアルツハイマー病が、霊芝を止めると再度発症することになり、霊芝でアルツハイマー病を改善するには习惯付けて饮む必要があるということになります。

 

分类:一期一会