霊芝多糖体と糖尿病

发布时间: 2016-12-27 20:37

糖尿病が脳や心血管、神経や肾臓などに影响を及ぼすことはよく知られることです。しかし、糖尿病の影响はこれだけではなく、高血糖や糖尿病による肥満は肝臓疾患を引き起こす重大な危険因子の一つになります。

文/许嘉玲     中文版/请连结

20160222-1

糖尿病が脳や心血管、神経や肾臓などに影响を及ぼすことはよく知られることです。しかし、糖尿病の影响はこれだけではなく、高血糖や糖尿病による肥満は肝臓疾患を引き起こす重大な危険因子の一つになります。临床上のデータでは、Ⅱ型糖尿病の患者が肝机能异常を起こす确率は通常の人より遥かに高いことが判明しました。肝臓の中に大量に贮蔵された脂肪は、肝细胞の通常な働きを邪魔し、悪化すると脂肪肝になると考えられます。

以前、中国南昌大学の学者が黒霊芝の子実体から多糖体を抽出し、何度も动物と细胞の実験を行いました。この霊芝から得た多糖体の分子量は百万を超え、血糖と血液脂质の数値を下げる効果があっただけではなく、抗酸化作用によって、高血糖が血管内皮细胞に対する损伤を軽减し、主动脉の健康を维持する効果があることを证明しました。

そして现在、中国南昌大学の学者はこの多糖体は糖尿病が引き起こす肝机能异常にも効果があるという研究结果を、2016年の?Agricultural and Food Chemistry?に発表しました。

その研究内容としては、高脂肪饲料を食べたことによってⅡ型糖尿病を罹患したマウスに毎日黒霊芝の多糖体抽出物を与えました(量は200mgもしくは400mg/kg)。そして四周间後、糖尿病によって上がった肝数値(肝机能に関连)やグリコーゲン含有量が减り(血糖调节に関连)、上昇した肝臓酸化ストレス(肝损伤に関连)などの问题も明らかに改善されました。

そして同时に、肝组织の中の「血糖値の恒常维持」に関する遗伝子(PPAR-γ、GLUT4、P13K、p-Akt)の発现量が大幅に上昇したことが分かりました。その他に、四周间黒霊芝多糖体を摂取したマウスたちの肝臓や血清と粪便中の短锁脂肪酸も着しく増加しました。

短锁脂肪酸と言うのは、人の大肠内で肠内细菌が食物繊维(难消化性糖类)を発酵する际に短锁脂肪酸を産生し、健康维持に欠かせない役割を果たしている。人の场合、酢酸、プロピオン酸、酪酸の3种が代表的な短锁脂肪酸である。研究によると、この短锁脂肪酸は肝臓で代谢利用されると、血糖値や血液中のコレステロールを调节することができ、インスリン抵抗性を軽减して、更に肥満によって引き起こした炎症反応を改善する効果があります。

従って、短锁脂肪酸の増加は糖尿病やその関连疾患の改善について関系があるということです。食物繊维と同様、黒霊芝の多糖体は肠管には吸収されませんが、肠管内の善玉菌に分解されることができ、それは短锁脂肪酸が増加したことが原因として考えられます。

この実験结果から见ると、霊芝の中に含む活性化多糖体は、Ⅱ型糖尿病を改善すると同时に、血中脂质や血糖値を调节し、血管や肝臓などの多方面を保护してくれます。これこそが、霊芝の多糖体が糖尿病治疗を补助する価値ある点で西洋薬とは最も违うところです。

 

出典

1. Zhu KX. et al. A newly identified polysaccharide from Ganoderma atrum attenuates hyperglycemia and hyperlipidemia. Int J Biol Macromol. 2013; 57:142-50. doi: 10.1016/j.ijbiomac.2013.03.009.

2. Zhu KX. et al. Ganoderma atrum polysaccharide improves aortic relaxation in diabetic rats via PI3K/Akt pathway. Carbohydr Polym. 2014; 103:520-7. doi: 10.1016/j.carbpol.2013.12.080.

3. Zhu KX. et al. A polysaccharide from Ganoderma atrum improves liver function in type 2 diabetic rats via antioxidant action and short-chain fatty acids excretion. J Agric Food Chem. 2016; 64(9):1938-44. doi: 10.1021/acs.jafc.5b06103. 

 

分类:一期一会